八重山への移住について

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    最近、石垣島の乱開発についての記事をよく目にします。
    この数年内地から八重山への移住者が多く、リゾートマンションやホテルの開発が増え土地の値段が格段に上がっているとの事。そしてそれに伴い美しい八重山の自然が脅威にさらされていると報じられています。

    かくいう僕も、22歳の時に沖縄〜八重山に旅行して以来その魅力にハマっている人間の一人です。あの美しい風景とゆるやかな空気感は、他には替えがたいものがあります。
    なので、現在問題視されている「移住者」の人々の気持ちはよく分かります。僕も移住したいと思う事は数えきれない程ありました。

    しかしどう考えても今の様な移住者の増加は異常だと思います。
    とある石垣島にある不動産仲介業者のコラムページにこういう内容の記事が書かれていました。
    「20〜30代の若い人か、60歳くらいの定年退職をされた方が内地から移住してくる人の殆どだが、最近は30〜40歳の方が退職して石垣島への移住を希望する人が増えている」

    30〜40代の移住者は、きっと内地でのサラリーマン生活に疲れてしまい「風景が美しく癒される場所でのんびりした人たちと働きたい」と思いながら移住するのでしょう。言い換えれば、それまでのキャリアを捨ててまでも暮らしたくなる程の楽園が八重山諸島にあると言う事なのでしょう。

    しかし、八重山諸島に住めば楽園で暮らす事になるのでしょうか?僕はここに「安易に楽園を求めすぎているのでは?」という疑問を感じてしまいます。(もちろん八重山に現実的なビジョン・ビジネスを求めて移住する人も多いとは思いますが)

    「働く必要のない旅行者」という立場だからこその「楽園」なのに、そこに住んでしまえば働いて収入を得なければならない「普通の社会」の暮らしになってしまうのではないでしょうか?
    人によって自分の生活に求めるものは千差万別だと思いますが、美しい風景だけで人間の生活が満たされるとはあまり思えません。(僕は八重山で現在働いている人も、内地で働いている人と同じくらい頑張っているんじゃないかと勝手に想像しています)
    また人が増えれば増える程美しい自然を削り取らなければならなくなり、自分が求めた楽園がどんどん内地と同じ風景になってしまうのではないかとも思います。
    働く場所から離れて、いつもの現実を忘れられるから「楽園」となるはずなのに「楽園」を「現実の場所」にしてしまうとは、何とももったいない話ではないでしょうか。

    前述のコラムには「内地で働いていたサラリーマンの方が、それまでのキャリアを活かして働ける事は非常に稀」という事も書かれていました。だとすれば、移住した後は働くという事にたいして非常に柔軟かつシビアに考えないと、内地で働いていた時以上に苦労をするのは目に見えている事だと思います。

    それであれば、内地で一生懸命働いて八重山に旅行する機会を増やす努力をした方が、八重山の活性化と楽園の維持になるのではないでしょうか?
    僕はそう思います。

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    • 節約暮らしのレシピ集
    • 2007/04/04 6:14 AM
    テレビでみたけど1823人が住民登録。石垣島スローライフっていいなぁ観光と住居は別とにかく仕事はないので年金暮らしか仕事を持ってこれる人じゃないと現実的には難しいとのこと。
    • hinablog
    • 2007/04/14 6:07 PM

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